どーもしゅんちゃむです!
最近会社で働いている中でふと感じたことがあります。
それは「組織」の一員として働いていく上で本当に求められているタイプはどのようなタイプか。
もちろん何をやらせても完璧にこなせる人材は会社にとって貴重な存在でしょう。
でも実際そんな人なんてほぼいなく、「何かしら」「どこかしら」欠点があるものです。
今回は大きな組織で働く場合、バランス型タイプよりも特化型タイプの方が求められるという事実に基づいて深堀りしていきたいと思います。
しゅんちゃむの会社
- 資本金約200億
- 社員数(連結)約2万人
- トヨタ系列
上記は僕の会社のデータですが、実際に僕が働く自職場だと社員は200名程度です。
上司は部下に対し業務を振る基準
いつも同じ休憩所にて一緒に休憩している課長の話の中で仕事の振り分けについての話題があがりました。






周りを見渡してみる
その時の課長の言葉が僕にとってすごく響いた部分がありました。
確かに周りを見渡してみれば全てにおいて完璧な作業者や上司は中々いない。
じゃあどうやってこの現場で生き延びているかといえば何かその人にとっての強みがあるからだと再認識しました。
これってもちろん自分の職場以外でも言える事。世の中得意分野の集合体が立派な企業や組織を構築してる。
「得意分野を得意な人間がこなす」
中小企業などはどうする?
では、中小企業など小規模な組織の場合はどうするか?
どうやら小規模な組織はそうはいかないみたいです。
むしろ全員がオールラウンダーな環境の方が効率がいいそうです。
役割を縦軸で分けるのではなく横軸で分担する事が必要になるとの事。



例えば・・・
5分で10個の部品準備するA工程×1人工
↓
10分で10個加工するB工程×1人工
↓
5分で10個梱包するC工程×1人工
こういう流れの生産ラインがあった場合、1時間当たりいくつの製品ができるでしょう?
そう。答えは60個ですね。
2時間で120個、3時間で180個。
つまりいくらAの工程とCの工程が稼働率を上げたところでBの加工能力が無いと結局は「手待ち」が発生してしまうのです。これがいわゆる縦の軸。一人一人の作業者が自分の工程のエキスパートでもそのポジションでしか稼働しないとこうなります。
一方でこれを横の軸にするとどうなるでしょう?
3人の作業者がみなA,B,Cそれぞれの工程をこなせるようになれば、
(1人工=A工程10個/5分 + B工程10個/10分 + C工程10個/5分)×3人工
1時間当たり90個の製品を作ることができます。
これが横軸の生産性という面でのメリットとなります。
しかしこれはこれで、一人一人のスキルの熟練度が高くないとできなかったり、突発的に起きた設備トラブルに対応できなかったりと問題はあります。
まとめ
ここまでの内容を振り返ると、縦軸生産にしても横軸生産にしても結局はその会社の規模次第というところがあり、一概にどちらかに統一した方が良いというものではなさそうですね。
大事なのは今の自分の会社がどちらの傾向にあるかをしっかり見極めつつ、それに見合った方向性で自分が成長していく必要がありそうです。
とはいえ時に理不尽な上司がしっかりとそれを見極めて適切な指示を出してくれるとは限りませんけどね。。。