この度、しゅんちゃむブログははてなブログからWordPressに引っ越しをしたのでその方法を分かりやすく説明します。
はてなブログでの引っ越し準備
引っ越しする際にはてなブログ側でする事。
①外部サービスの連携を解除
②記事データのエクスポート
①外部サービスの連携を解除
まず最初にはてなブログを立ち上げます。
外部提携サービスを解除し、WordPressでSNSリンクを設置する際の干渉トラブルを避けます。
②記事データのエクスポート
次にはてなブログ内で今まで自分が書いてきた記事を一旦テキストファイルに抜き出します。
手順としては『設定』→『詳細設定』→『記事のバックアップと製本サービス』→『○○をエクスポートする』です。
エクスポートが完了するとデーターをダウンロード出来るようになるので、PCの分かりやすい場所に保管してください。
デスクトップにそれ用のフォルダーをあらかじめ作っておいても良いかもしれませんね。
以上ではてなブログ側での引っ越しの準備は完了です。
さくらサーバー側での設定
さくらサーバー側で設定する事。
①独自ドメインの設定
②WordPressのインストール
①独自ドメインの設定
さくらインターネットの会員トップメニューより、『サーバ、SSL等サービスの確認』をクリックします。
契約情報が掲示される画面が出てくるので『サーバ設定』をクリック。
するとさくらサーバーのコントロールパネルが開かれます。
※ここでは新コントロールパネルにて説明します。
ホーム画面から『ドメイン/SSL』→『ドメイン新規追加』をクリック。
下の方にスクロールすると『他社で取得したドメインを移管せずに使う』の項目から『追加』を選択します。
ドメインを入力する欄があるので、①にあらかじめ用意していたドメインを入力。
ちなみに②のネームサーバの部分は後で使います。
これでひとまずさくらサーバー側に「これからこのドメインをサーバ上で使っていくよ」という設定が完了しました。
②WordPressのインストール
さくらサーバーのコントロールパネルの項目から『Webサイト/データ』→『クイックインストール』と進むとクイックインストール画面が表示されます。
『新規追加』をクリック。
データベース作成とドメインの選択
WordPressをインストールするにはまずインストールされるデータベースを作成する必要があります。
『データベースを作成』をクリックすると以下のページが表示されます。
データベース名を入力していきましょう。
ここで『データベース接続用パスワード』という項目が表示されている場合は、パスワードの設定をしてください。確認用を含め二か所記入する必要があるかと思います。
注意事項を読んだら『同意する』にチェック後、『作成する』をクリック。
『データベース 文字コード』の部分は変更しないで大丈夫です。
元の画面に戻ると先ほど入力したデータベース名が表示されているかと思います。
後はドメインの選択でインストールするURLを選択し、データベースのパスワードを設定します。
『テーブルの接頭語』に関しては同じデータベース内での区別をするというものですが、特に後から必要になるわけでもないのでとりあえずこのままで問題ないです。
さらに下にスクロールするとWordPressで使用する項目があります。
サイトタイトルは後からでも変えられるので適当でいいでしょう。
その他必須項目を記入していきます。
最後にライセンス・利用規約を確認し、『作成する』をクリックすればWordPressのインストールの完了です。
インストールしたワードプレスの情報を確認したい場合は『Webサイト/データ』→『インストール済みパッケージ一覧』から確認できます。
お名前.com側での設定
お名前.comでは、これまでドメインがはてなブログと紐づけられていましたが、これからはWordPressをインストールしたさくらサーバーと紐づける必要があります。
お名前.comでする事。
①DNSレコード設定
②ネームサーバ設定
①DNSレコードの設定
お名前.comのサイトに入り『ドメイン』というタブを選択します。
次にはてなブログからWordPressに移管させたいドメインのDNSレコードの部分にある『変更』をクリックします。
『次へ』をクリック。
するとDNS設定画面に切り替わるので、中段くらいにある『DNSレコード設定を利用する』という部分の『設定』をクリック。
DNSレコード設定画面に入り、下の方へスクロールしていくと下記の様に自分のドメインがずらっと並んでいる箇所があるはずです。
そしてその欄の一番下にある、hatenablog.comと書かれた部分の『削除』のチェックボックスにチェックをいれます。
これで、もうはてなブログとはおさらばです。
②ネームサーバ設定
先ほどの設定で独自ドメインとはてなブログを紐づけていたものを切り離したので、次は新たに使用するWordPressをインストールしたさくらサーバーと紐づける必要があります。
まず先ほど同様、『ドメイン』からネームサーバ『その他』をクリック。
『その他』をクリックするとネームサーバの設定ページに移るので、対象ドメインを確認したのち、下の『その他』のタブをクリックし、ネームサーバを二か所記述します。
ここで入力する値が先ほどさくらサーバーのドメイン設定部分に記述してあった値となります。
ネームサーバ1,2に以下の値を入力します。
ネームサーバ1:ns1.dns.ne.jp
ネームサーバ2:ns2.dns.ne.jp
これでネームサーバの設定は完了しました。
ただし、現段階では早くても数時間、長いと2,3日間はURLにアクセスしても何も表示されません。
以上の設定が反映されるまでは時間がかかるので、その間にはてなブログ側でやり残した事を実行しておきましょう。(サイトの限定公開、削除・アドセンス関連の解除等)
WordPress側での設定
さてはてなブログ側からWordPressへの引っ越しもいよいよクライマックスに入ってきました。
DNSが無事浸透し、サイトにアクセスできるようになると、まず最初にWordPressの初期設定画面が表示されるはずです。
サイト名、ユーザー名を入力し、『WordPressをインストール』をクリックした後、
ログイン画面から先ほど設定した情報を入力すれば晴れてWordPressの管理画面に移ります。
パーマリンク設定
さて、Wordpressの初期管理画面でやりたいことは、はてなブログ時代の記事を復活させることですが、その前にやらなければならない重要な事があります。
それがパーマリンク設定です。
パーマリンクとはそのWebページ毎に設定されたURLのことで、例えばこの記事のパーマリンクは
/hatena-to-wordpress/という部分がパーマリンクとなります。
パーマリンクの意図としてはいかにそのページの内容を分かりやすく伝えるかが重要となっており、
複雑なものやID表記なものはSEOから嫌われる習性を持っています。その根拠として現にGoogle側でこのように謳われています。
サイトの URL 構造はできる限りシンプルにします。論理的かつ人間が理解できる方法で(可能な場合は ID ではなく意味のある単語を使用して)URL を構成できるよう、コンテンツを分類します。
そして問題なのは、はてなブログをインポートした際に今まではてなブログで使ってきたパーマリンクがWordPress仕様のパーマリンクに切り替わってしまう事。
つまり、今まではSEOからしても「このサイトのこのページのパーマリンクはここだ」と認識していたものが急に切り替わることで「あれ?このページのパーマリンクはここだったはずだったけど変わっている・・・」とまるで自分が認識してた住所からいつの間にか相手が引っ越ししてたかのような状況になり検索順位も大幅に落ちてしまう恐れがあるのです。
要するに、はてなブログで使っていたパーマリンクをWordPressに引っ越ししてもそのまま使いましょ!って事ですね。
設定方法としては、WordPressの管理画面から『設定』→『パーマリンク設定』をクリック。
この際、はてなブログで投稿している記事のURLが標準フォーマットか、カスタムURLによって設定方法が変わってくるので事前に確認しておきましょう。
標準フォーマットとは→ドメイン名/entry/2020/1/1/111111
カスタムURLとは→ドメイン名/entry/◯◯◯◯
標準フォーマットの場合、下記をそのままコピペしてください。
/entry/%year%/%monthnum%/%day%/%hour%%minute%%second%
カスタムURLを使っていたよという方は、下記をコピペしてください。
/entry/%postname%
パーマリンクに関しては色々な記事で解説されていますが、とりあえずこの設定さえすれば完了となり、今までのはてなブログでの記事を復活させる準備が整いました。
いよいよはてなブログの記事をインポートします。
はてなブログ記事のインポート
『ツール』→Movable Type と TypePad部分の『インポーターの実行』をクリック。
ファイル選択で事前にエクスポートしておいたはてなブログ記事を選択します。(テキスト形式のファイル)
インポートが完了すれはこれではてなブログからWordPressへの記事の引っ越しは完了となります。
お疲れ様でした。
とりあえずこれで記事の引っ越しは終わりましたが、WordPressに切り替えたことで色々と環境が変わっているのでプラグインの追加やその他各種設定方法は後々記事で説明していきたいと思います。