どーもしゅんちゃむです!
今回は前回の記事の続きとなっています。
一意専心
頑張ろうと決めてからは早かったです。
とにかく最初は他の作業者の動きを横目で見てはひたすらコピーしまくりました。
正直カンコツ(カンやコツ)や慣れでやっている箇所が多いなと感じました。
もちろん未習熟者である僕がいきなりそんな手の動きを真似できるわけもなく、急いでみては製品を落下させ、慎重にやれば周りから”早くして”という視線を浴びるというどうしようもない状況でした。
ただ、僕も個人的にどうしてもやりにくいなと思った箇所はそこの班長に
「ちょっとここがやりにくいんですけど・・」
と積極的に意見を出していました。
そこの班の班長はバリバリの若手班長という感じで、こちらの意見にしっかりとした理由や意図が見えればすぐにやりにくいところを改善してくれる非常にレスポンスが早い班長だったのでとても頼りがいがありました。
次第にやりにくい箇所が減っていきやっとベストパフォーマンスが出せるような環境になり始めたところでした。
しかしデメリットもありました。
そうです。僕がやりやすくなったからといって必ずしも周りのみんながやりやすくなるとは限らないからです。
案の定おばさん達からのクレームが始まりました。
「え、なんでここがこうなってるの?私やりにくいんだけど」
「これ誰が考えたの~どうして元の形から変えちゃったの~」
分かってるくせに言ってくるんですよね(笑)
意外な転機
そんなカオスな職場でしたが、その後は慣れのお陰もあり、ある程度職場に馴染めました。作業に関しても2週間ほどでおばちゃん達と同等のレベルにまで追いつきました。むしろおばちゃん達と喋りながら和気あいあいと作業ができるくらいにまでなりました。
そんな中、応援期間終了の3日ほど前ににその職場の課長から現在の応援期間が予定通り1ヶ月で終了するという報告があった。
うーん。解放感に浸るはずなのに・・・
地獄の1ヶ月となるはずだったけど後半は本当に充実してる日々が続いていました。
でもあくまでも僕は他の工場からの応援者であってこの会社の人間ではないし、自分のやるべき使命を果たしたからあとは何もトラブルを起こさず残りの日々を過ごそう。そう思い、いつも通り作業に取り組みました。
そして最終日には職場のみなさんにお世話になったとお礼をした後、班長と一緒にロッカーへ。
そこでその班長が思わぬことを僕にいってきました。
「実は俺らの職場女性陣ばかりで自分の右腕となる男の作業者がおらんから、もしこの工場に異動することがあったらすぐに連絡して。うちで引き取るから」
あまりにも僕の核心をついてくるような発言だったので、びっくりしたのと同時に何故か笑ってしまいました。(あなたは一体何者なんだ笑)
後に知ったのはその班長は入社時から優秀で20代半ばで班長になり将来有望な人材として係長や課長からも称賛を受けてる人物だったそう。おまけ親は同じ工場の他部署の部長をやっているらしいです。
(もしかした本当に人事系の力があったり・・?)
そして最後にLINEの連絡先を教えてもらいお礼をして無事何事もなく応援期間を終えました。
決意
元の工場は相変わらずの感じで特に変化はなし。
上司達が
「お~久しぶり~。もう帰ってきたのか~(笑)」
「たまには応援もいいもんだろ~」
といつも通りのノリで話しかけてくる。
「はは~。ですね!」
そして僕もいつも通りに流し程度に返事をする。
すると、ふと班長が
「帰ってきて早々あれだけど、明日面談あるからな~」
と告げてきた。
僕の会社は上半期と下半期にそれぞれ課長との面談を行う。
その時僕は決意しました。
「よしここで部署、いや工場の異動を申告しよう」と。
今日はここまでにします。明日で完結とさせます!